勝敗よりも「インスタ映え」を気にする選手の多さを危惧するJJ Redick

New Orleans PelicansのJJ Redickが、昨今の選手たちのSNSとの付き合い方に疑問を呈した。




「本気で信じていることがある。試合の勝敗よりも、試合前に自分の格好が『インスタ映え』するかどうかを気にする選手のほうが多い。」




ESPNのZach Lowe氏に自身の考えを語ったRedickだが、SNSについてさらに、「快適だと感じたことは一度もない。Twitterは、怒りの声で溢れている。自分自身の生活から切り離す他なかった」と語る。実際、Redickは2018年9月に自身のSNSのアカウントを一度すべて削除した経緯がある。

Redickは、SNSについてだけではなく、携帯電話の怖さについても、こんな発言もしている。


「車に乗っていて赤信号で止まった時、携帯電話が手の届くところにあったら、手に取る? 皆、そうするだろう。認めたくはないが、意識していなくてもそうしてしまう。もはや、本能的なレベルだ。携帯電話を置き、部屋から出ても、携帯電話がどこにあるか常に気にしてしまう。いわば、あなたの体の延長になっている。それって、めちゃくちゃ怖くないか?」


コミッショナーのAdam SilverもRedickと同様に、SNSが選手たちの「不幸せ」につながる可能性を懸念するコメントを残している。

自身のブランディング目的で、SNSを利用する選手も多い現代。一方で、LeBronのようにプレイオフ期間中にSNSを遮断するという選手もおり、千差万別だ。果たして、Redickの鳴らした警鐘を、どれだけの選手が「自分事」として捉えられただろうか。

<参照記事>
Pelicans' JJ Redick: Players More Concerned with 'Fit on Instagram' Than Winning
JJ Redick believes NBA players are obsessed about posting Instagram stories over playing - Republic World

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